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少年の逆襲もしくは塩尻峠

2017-1-17

  まだ雪が積もる前の12月の事。

  ある週末の夜、ギターの練習に勤しんでいた。ギターは左手の弦の抑え方や、右手の弾きかたで音が変化するため、普通に音を出すだけでも難しいと感じる。バイオリンなどはフレットも無いのでさらに難しいのだろう。
  左手が難しく、人差し指で全ての弦を押さえながら他の3本の指も抑えるなんてどうやったら出来るんだ?と思うように出来ずストレス!!指関節が痛くなってきてこりゃだめだと諦めて顔を上げ、ふと気付いた。
  山少年がこちらを見てニコニコしているな。曰く、

     問題を作っておいたよ

      問題?何の?

     漢字の読み方の問題。これをやってもらうよ。

  そう言えば、今日はノートを開いて何か熱心にやっているなと思っていた。
  読みなら大丈夫っしょ(書く方は怪しいがw)どれどれ、、 は?!!

  <平氏>
   桓武天皇
    葛原親王
     高見王
      高望王
    国香 良兼  良将、将門  良正 良文 忠頼 
     貞盛 
      維衡
       正盛
        忠盛 忠正 
         清盛
          経盛 教盛 頼盛 忠度 
           重盛 敦盛 通盛 教経 維盛 資盛 宗盛 知盛 徳子 重衡 知度
            (以下略)
  <源氏>
   清和天皇
    貞純親王
     経基
      満仲
       頼光 頼親 頼信 (以下略)
  

  むうっ、、、かんむてんのう、かつわらしんのう、たかみおう、たかぼうおう
 
    ブッブー 二つ間違い  (グウッ)

  くにか、よしかね、よしまさ、まさかど、、(以下略、間違い多数)


  いやあ、、お疲れ様。書くの大変だったよね、ちょっと外の空気を吸ってリフレッシュしたほうが良いんじゃない?
  などとのたまい、話をそらして自転車で出かけることに無理矢理決定。もう寒く、日も短いので遠くへは行けないな、、塩尻峠を越えて諏訪湖を目指してみようか、と。少年も興味をそそられたようだ(shimeshime、、)。

    。  。  。

  翌朝、天候は晴れ!自宅から出発して南へと向かった。
  自分の自転車はPugsleyで快適な空気圧にした。少年はいつものARAYAに乗る。丸ボーズだったリヤタイヤは新しいミトスXC1.95に履き替えて、長距離でもダートでも安心だ。1.95幅はホントに細く見える。でも体重の軽い人には丁度良いだろう。
  余談だが、IRCのMTB用タイヤは良い物がある、というか結構好みだ。ゴツ過ぎないパターンとブロック、軽さ、価格も買いやすい設定であるし。


  ・山麓線 まだまだ元気
  1701_shiojiri_01

  
  最初の難関である中山の上りにさしかかる。どんなギヤを使っているか少年を見てみると、既にフロントインナーでくるくる回しているね。先は長いので、疲れないようにと話をする。それでも、上りの最後には、顔がにやけている!大丈夫か!?
  小休止の後、雑談をしながらゆっくり走る。全体的には下り基調だが、アップダウンが続くため、それほど楽ではない。だが、風はほとんど無く天気は良いので、右手に広がる松本平やその向こうの北アルプスの白い山並みを眺めながら走る事ができる。


  ・神社の前で休憩中
  1701_shiojiri_02


  さて、1時間以上走っただろうか、国道20号との交差点に到着。ここから延々と上りが始まるのだ。

  塩尻峠に行った。と誰かに言っても、は?という顔をされる事がある。そこは目的地というよりは、通過する場所なのだ。そしてほとんどの場合は車で。半分高速道路のような、塩尻峠までの国道20号を自転車で走るのは、鍛錬目的の人が大半だろう。ましてや歩く人は皆無。すなわち誰も居ない!
  何故このルートを選んだのか、、ただ最短距離という事しか考えていなかったのだ。勝弦峠は遠回りだし、153号も交通量が多い。
 
  車道は車や大型トラックがビュンビュンと走っていて危ないので、まずは歩道を行く。しかし、舗装はひび割れて草ぼうぼうの部分が多く実に走りにくい。これはこれで、いつもと違って良いではないか、ははは。などと自分を誤魔化しながら走る。
  その歩道も、小坂田公園を過ぎた当りで無情にも姿を消した。右側には歩道が見えたが、渡るのも大変であるし、少し行けばまた歩道が現れるのではないかと期待して、白線の左側を走る。
  しかしこの路肩には、石やガラス片が多く落ちていて、パンクするのではないかとヒヤヒヤだ。(結局パンク無し。重くて頑丈な27TPIケーシングのおかげだろう)

  こんな風に、追い越してくる車やガラス片を気にしながらしばらく走った後、少年に調子はどう?と聞いてみる。
    返事が無い。。
  という事で駐車帯のような場所で休憩とした。水を呑み、補給を取っていると、、膝がガクッ!?と来ているではないか。大丈夫かと聞けば、脚の力が無くなったと。もう少しなので、頑張ろうという事にした。

  この後はペースを落とし、相変わらずの路側帯を走り続ける。途中で、中山道の看板があり、昔風の家も見えてきた。そしてようやく塩尻峠にたどり着く事が出来た!
  峠の向こうには諏訪湖とその左手にそびえる八ヶ岳の眺望が広がり、上りきったという実感を味わえる。

  さて、次は中山道の塩尻峠へと向かう。峠の公園の中を進んでいくと十字路に出て、中山道の標識がある。ここが昔の塩尻峠という事になる。標高1050m。時刻はちょうど12時をまわった所、自転車を停めて昼飯とした。


  1701_shiojiri_03


  峠のすぐ近くに展望台があり、ここからの眺めがよても良かった。頑張った甲斐があったというものだ。


  ・家並みを除けば、昔も今も同じ眺め。中山道を歩いて旅した人は何を思ったであろうか。
   左に八ヶ岳、右に南アルプス、そして遠くには富士山が見えている。
  1701_shiojiri_04

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  1701_shiojiri_06


  ここからどちらへ行くか迷ったが、当初の目的である諏訪湖方面に降りる事にした。中山道は峠の頂上からほぼ直線的な感じで下っていくので、斜度20%以上あるような激坂だ。
  いつも思う事だが、旧街道は、山を巻いて楽に上るのではなく、一直線に峠に向かって上り、その急坂の両脇に宿場があったりする事が多い。すぐに思いつくのは善光寺街道の会田宿や乱橋宿などがある。昔の人の脚力にしてみれば、こんなもの屁でもありゃしませんよという事か。何百㎞も歩いて旅をする訳だから、そうなのかもしれない。 

  ・慎重派
  1701_shiojiri_07


  さて、岡谷インター近くのコンビニで休憩。
  ここまで来たのだから、諏訪湖を一目見てから帰りたかった。しかし、16時過ぎには日が暮れる事を考えるとどうしても時間が足りなかった。良い景色も眺められて満足したという事で、諏訪湖は次の機会にとっておくことにした(この時間切れのパターンが多いです)。
  そうと決まればすぐ出発。再び国道20号をひた走り、松本へと向かうのでありました。帰路も途中から歩道が途切れてしまうのだが、国道153号よりは道幅もあるのでまだ良かったかもしれない。


  1701_shiojiri_08


  ちょうど日暮れと同時に、無事に帰宅する事が出来た。膝ガク少年は帰宅後も元気。さすが若者、回復が早い。羨ましいw。
  自分はと言えば、源平の家系図の事など忘れて、早々に寝てしまった。

  次は、塩尻から下諏訪まで、中山道を忠実に辿ってみるのも面白そうだな、、街道と峠シリーズということで。

  そんな感じです。



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長野県でMTBに乗っているtakが徒然なるままに書いています。

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