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はちどりのひとしずく

2017-2-26

  船が沈没したり、最前線が崩壊したりしたときに、最後に指揮官が兵士たちに告げる言葉。

    『生き延びることができるものは、生き延びよ』 

  これが、ソーヴ・キ・プ sauve qui peut. の意味と使われ方だそうです。


  ・冬になると食べ物に困るのか、庭に訪れる鳥たち シジュウカラ
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   この言葉を最近まで知りませんでした。フランス語です。
  内田樹氏の本の中で紹介されてから広がっているようで、ネット上でも取り上げられていますね。

   船が災難に見舞われて、皆で頑張ったが沈没は免れない。船長は船員達に言う。お前達は船員としての責務から解かれ自由だ。ただ生き延びろ、と。
  もしくは、戦争の最前線で、ある部隊が敗戦確実となった時に、その指揮官が部下に言う。各自生き延びよ、と。

   ドラマチックな場面が想像される。 
  為す術の無い、究極の事態に対峙した時に発露したその人(組織のリーダー)の良心、とも思える。

  
  ・頻繁にやってくるのは  ヒヨドリの一家
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  この言葉ですぐに思いつくのは、先の戦争の事である。
  最後の一兵まで命を賭して国の為に闘い抜け。捕虜になる事は恥であるから自決せよ。人間の命をどのような物と考えて戦争を続けていたのであろうか。生き延びるな、である。軍が民間人にもそれを強いるなんてますます最悪だ。進め一億火の玉。ほんの71年前の事だ。

  森友学園問題や、塚本幼稚園の園児の様子を見ているとごく一部の極端な事例と思いたい、、のだが、アベ内閣総理大臣や夫人がその教育を良しとして応援しているのだ。考えかたを強いるなんてものではなく、物心つく頃から、お国のために尽くせと教え込むのか。戦前が再現された。


   ・ふくろう 夜光性です。
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  内田氏も本に書いているが、巣立っていく我が子へ送る言葉ともしている。全知全力を尽くして生き延びろと。
  社会へ送り出す側は、いつの時代も同じではないだろうか。一人前になって自立して欲しいと思う一方で、心配も大きい。不安要素の多い今はなおさらだ。

  まずは頑張って、自力でやってみろと。 
  だが、もしもダメな場合は、仲間に頼る手もある。家族に頼る事だって出来る。それでもやっぱり上手く行かなければやめれば良い。逃げるのだって良い。
  とにかく生き延びる事が大事なのだから。


  ・外干しのタオルに小さなチョウがとまっていました。春が近い。
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   なんて事を考える週末。。
  送る言葉は、ウチではもう少し先の話だけど。

   ではまた。



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