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春になる前に

2017-3-6

  忙しい毎日からふと顔を上げると、日の出は早く、日没は遅くなり、少しずつ暖かくなってきている事に気付きます。
  結局、今年の冬は積雪少なめの松本平でした。まとまった積雪は2,3回くらい。雪かきや日々の暮らしは大変にならずに済みました。寒さもほどほどで、マイナス10度まで下がることも無かった。自分が住んでいる辺りは、という事ですが。
  そして、花粉が飛び始めたと聞いて、鼻がむずむずする今日この頃です。


  今冬は雪が少ないからという訳ではないけれど、結局あまり遠くまで乗りに出かけなかった。日々の予定や、体調、そして天候に左右されるのは仕方のない事。それでも何度かは雪道で遊んできた、そのひとつについて書いてみます。


  1703_tb_01


  2月の初め頃だったろうか。
  自宅からスタートして、山麓の道をひた走る。この辺り、道路に全く雪はなしで速度は出やすいはず。しかし、冬タイヤの転がりにくさと空気抵抗を際だって感じる。平地で時速20kmを越えれば大したものだと思ってしまう。まあ、真冬は速度控えめが寒くなくて丁度良いだろう。
  途中から山に向かう上りが始まる。まだ雪は無い。そして標高1000mに近づくと雪が現れ始める。池のほとりで休憩。氷が張っていて、小動物の足跡が何本もの線となって、向こう岸まで続いている。氷を踏み抜いた形跡は無いようだ。

  この辺りから本格的に上り始める。斜度10%前後の雪の上り、空気圧を下げてシッティングで漕ぐしかない。ギヤはインナーローに入ったまま、メーター表示は時速5、6km辺りをふらふらしている。これが実にキツイ!こんなんでどこまで上れるんだろうか、などネガティブ思考が回り始める。しかし、こんな時には何も考えないように努力。走りやすい場所を選びながら、黙々とペダルを回すのだ。


  1703_tb_03

  
  段々と雪が深くなり、乗れない場所も出て来る。そんな時は、しばらく押して歩き、また走り始める。
  ふと足をとめ、顔を上げる。


   白い世界に、葉を落とした木々が立つ。

    色の無い世界で、空はただ青かった。

   静寂。

     心臓の鼓動、荒い呼吸。

       遠くに鳥の声、吹き抜ける風の音。


  1703_tb_02


  標高にして1400mくらいまで上った辺りで、時間切れと判断。しばし休憩とした。さらに高い場所へ、上れる所まで行きたいという気持ちはあるが、無理は禁物だ。


  1703_tb_04


  1703_tb_05


   雪の帰り道。
  上りの苦労とは裏腹に、なめらかに進んでいける。スキーのような感覚を適度に楽しむ。これぞ冬!
  そして時折停まっては、松本平の奥に立つ北アルプスの偉容を眺む。
  下りきった所で再びタイヤの空気圧を上げ、後は雪の無い道を再びひた走り、帰路へと着くのでありました。


  以上、毎年同じような事をやっているなと書いてみて思うわけですが、これが私の冬という事ですね。

   つづく



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