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消えゆく峠

2017-10-18

  良く行く喫茶店では、その店の4大要素のひとつである自転車好きの人が集う。私もその中の一人。自転車といってもロードやトラック、MTBなど幅広いが、ツーリングクラブの人とも顔を合わせる。

  するとやはり自転車の話で盛り上がったりする。今日はどこそこへ行ってきて、道が崩落していたとか、あそこの旧街道の道が良かった、大変だった等々、、近所の山ばかり行く私はもっぱら聞き役になる事が多い。その中で、数年前に行ったあの峠が良かったという話になった。そっちの方は行った事ないですよ、良さそうですね云々、、と話しているうちに本当に行くことになった。このようなプランには、部活対応やその他の予定が重なって行けないことが多い。今回は、1ヶ月以上前から予定を合わせてもらい参加する事が出来た。

  ・嗚呼、信濃の国は山ばかり
  1710_touge_02

 
  聞いた話と地形図から、上りは担ぎありで、下りは道の付き方次第だが結構急な可能性あり。使用する自転車は、過去のメインバイクであった26インチのフルサスMTBとした。最近は街乗りに使っていた。ウチのMTBの中では軽い方(14kg弱、軽くないけど。Pugsley16kgよりは)で担ぎになった時に幾分楽が出来る。26インチで小回りもきく。車にも積みやすい。ただ、26インチだと前輪のグリップや段差乗り越え力が心配された。
  そこで特別仕様として、前輪を太くした。2.5インチ幅のブロックタイヤと幅広のリムのホイールだ。このホイールは、重くて頑丈だがタイヤ、チューブがリムに対して動きやすい状態であまり使われていなかった。
   今回は真面目に確認。リムフラップが動くので、リムセメントを少々で固定。さらに、タイヤビードとリム間が滑りやすいので、これもまたリムセメント少々で固定。薄く5cm塗って、5cm開けてといった感じ。こんな事初めてやってみたが、低圧でのタイヤずれ防止の良い方法かも? タイヤは普通に外せると思っているが、、後が大変かもしれない。(リムセメントはチューブラーだけでなく、工作や靴の補修にも役に立つ便利な接着剤ですw)
  一方、リヤタイヤはセンターがセミスリック化したミトスXC2.1だ、まあ上りは頑張れば良いだろう。
  もう1つ。担ぐと、チェーンリングが顔に近づくので気持ち良くない。アウターギヤを外してバッシュガードに変えた。

  残った問題はフロントフォークで、シールからオイルがにじみ出していて要メンテ。10年以上の前の物だからもう輸入元ではオーバーホールしてくれない(→ダンパーカートリッジ。某ショップでは2014年モデルも出来ないと言われた)。やってくれる所を探さなきゃ。FOXフォークメンテ難民だ。ROCKSHOXは5年で切り捨て、なんて事は無いとの事で、良いですね。

  以上、道中トラブルを起こさないように割と真面目に準備。あれこれ考えて作業するのも楽しいものだ。


  ・食べるな!危険! 道の真ん中に捨てられて
  1710_touge_04

    。  。  。

  当日、朝4時過ぎには起きて支度を始める。6時前には集合場所へ。車に積み込み、予定通りに出発。
  帰りの車の準備をしたりして、全員がスタート地点に揃い、出発したのは午前10時。

  最初はダブルトラックを上ってゆく。出発前に出会った軽トラ作業の人は峠を越えていくと説明すると、え?という顔をしていたようだ。これからどうなるであろうか。
  スタート直後はペースが速く一気に汗が噴き出す。その後、過去の歴史を示す道しるべなどを立ち止まって見たりしながらの、丁度良いペースとなった。晴天の下、景色を眺めたり、写真を撮ったりしながら賑やかに、皆それぞれの思いで進んでいく。

  途中、全員が走り去って賑やかさが静けさに変わった時の事、

    青空に太陽、乾いた道、吹き抜ける風、、

  自分が最後のはずなのに、まだ後ろから人がくるような感じが何度もした。不思議な感覚だった。過去の往来の賑やかだった頃の気配だろうか。


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  道は尾根には出ずに高度を上げていく。この辺の地層は柔らかいためか、道路が崩落している部分もいくつかあった。高巻きしていく迂回路は急傾斜だった。
  自転車を担いだのはしばらく振りで、担いで歩くとすぐに辛くなってくる(力が無い、、)。ザックと自転車合わせて18kgくらいか。という事は、Pugsley16kgも担げるはずだ。でもPugを担ごうという気にならないのは何故だろう。

  先へ進むほどに斜度がきつくなってくる。それでも乗車出来る部分がまあまあ有った。
  前を行く人のペースが早かった。29erのカーボンリジッドで、 トリャ! といって上り坂を加速して上っていくのだ。つい自分もつられて頑張ってしまった。もう心臓バクバクw これもひとつの楽しみ方。

  ふと、デジャブを感じた。毎年出場するヒルクライムレース、終盤の急坂でやはり29インチのMTBの人にちぎられた記憶。2回。その人もまたかけ声と共に加速していたな。帰宅後、過去のリザルトを見てみた、、bingo! 来年は頑張ってみようか、と思ってもやはり厳しいかな。

  途中の昼食休憩を入れて、3時間で頂上へ到着。しばしの後、いよいよ下り始める。


  ・頂上から下り始めの部分 その先は予想を超えていた
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  で、この下りの道が枝だらけ。先日の台風で落ちたのだろう、枝が敷き詰められているような状態で、少し進むとリヤディレーラーに枝が絡んで、クビがもげそうになる。
  いちいち停まっては枝を外しては走り出すを繰り返していた時、ふと後ろから来るはずの人達が来ない事に気付いた。もしやトラブルでは、と歩いて戻ってみると、やはり刺さった枝でリヤディレーラー内のバネが外れ、エンド変形という事態が発生していた。リヤホイルがはまらなくなって困った、、 何と大ベテランのお方がモンキーレンチを持ってきていたのだ。フレームはスチール製という事もあり何とかエンドを曲げ戻し、ホイルがはまるようになった。リヤディレーラーは外して、チェーンを短くしてシングルスピード化。ギヤ選択はアウタートップ(下りだから?)。こういう時は仲間と居ると心強いですよね。
  修理後のその人は、何も気にする物が無くなったと言いながら、スピードアップして遠ざかっていった。シングル速い!

  先へ進むと枝は若干少なくなった。しかし今度は大きめの石がゴロゴロしていて、前輪が取られやすい。さらには崩落も何カ所もあり、簡単には先に進ませてはくれない。その後も落車や滑落しかけなどあり、この古い道の大変さを身に染みて味わう事が出来た。2時間くらいと予想していた下りは4時間近くかかったのであった。

  
  1710_touge_04


  結局、帰宅は夜の9時過ぎで、朝から晩まで丸一日かけて遊んできたという事で。
  企画、運転、参加の皆様お疲れ様でした。そしてありがとうございました。


    たまにはこういうのも良いなと思うのでありました。

      翌日がきつかったけれど、顔は平静を装ってw



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