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荒療治

2017-12-9

  気が付けば12月も半ばが近づき、2017年も残り僅かです。
  昨日は吹雪となり、市街地では融けているが、標高1000mかそれ以上では積雪しているのではないだろうか。自転車も冬タイヤにしようかと思うこの頃です。いよいよ寒くなって参りましたが、如何お過ごしでしょうか。


  ・過去はよく走った道を久々に訪れてみた。ひと上り、後ろを振り返る
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  さて、今まで数回記事にしてきた、油圧のディスクブレーキについてです。

  MTBに使用されるブレーキには何種類かある。黎明期にはサイドプル、カンチブレーキだった。ローラーカムもあったか。次に、より強力な制動力を求めて、Vブレーキが登場。これを初めて使った時の感想は、何コレ効き過ぎで危ない、だったが、すぐに慣れた。
  これらはリムをブレーキシュー(ゴム)で挟んで抑える形であり、リムが濡れたり泥が付着すると一気に効きが悪くなり、さらにはシューが急激に摩耗してしまう。
  それらを解決する自然な流れとして、ディスクブレーキが登場し、今ではすっかり主流となっている。効きも強力、ウエットコンディションでもブレーキが地面から離れているため影響を受けにくい。
  自分でも、初めはVブレーキで十分と思っていたが、使ってみるとディスクブレーキがやっぱり楽なんですよね。ブレーキの性能向上も背景にあると思います。


  ・山へ足を伸ばすと冬の景色だった。今日の雪で、今頃は白い世界となっているだろう
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  ディスクブレーキには油圧式と機械式がある。一般的に油圧の方がコントロールしやすく、レバーも軽いため、主流となっている。パッドが減っても自動的にクリアランスが一定になるので、パッド交換まで特に調整不要。
  良いことずくめのようだが、そうでもない。
  オイル交換が面倒。また、自転車をひっくり返すと気泡がオイルラインに混入する事がある。出先でオイル漏れのトラブル等を直せない(私の場合)。そして、ローターやパッドにオイルが付着するとかなり効きが悪くなるのだ。


  下の写真はSURLY Pugsley ファットバイクです。これは機械式のディスクブレーキでサス無しなので、オイル付着の心配は少ない。
  SURLYでは悪環境下でも乗り続けられる事、すなわち、故障しにくい、故障しても自分で直せる事を意識した部品選択や、工夫がなされている。そういう考え方が私は気に入っている。
  
  ・My 白Pug
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  今回は、Pugsleyではない別のMTBの話。
  サスフォークからのオイル漏れが発生し、ディスクブレーキのローターとブレーキパッドにオイルが付着して効かなくなってしまった。制動力は正常時の1-2割という感じで、全く使えない状態となった。

  油を拭き取れば良い、と思うもそう簡単ではない。パッドに油が染みこんでしまうのだ。油が微量に残るだけでも効きが落ちてしまう。
  ローターとパッドを同時に新品に変えてしまう手もあるが、もったいないので最後の手段。自分で復活させる方法を探るのも面白い。と言うわけで何種類かの方法を試してみた結果となります。


  ・沈む夕陽を見ながら
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  1)ディグリーザー
   一切部品を外さずに、簡単に油を拭き取った後に、環境にも人体にも悪そうなディグリーザー缶スプレーをかけてみた。パッドとローター部分に、回したりブレーキを強くかけたりしながら。
    →ほとんど効果なしw

  2)石鹸とアルコール
  パッドとローターを取り外して、石鹸で洗い、アルコールティッシュでゴシゴシ拭いた。
    →ちょっと効くようになったけれど、まだまだ使えるレベルではない。

  3)熱湯
  ローターを熱湯かけ流し、パッドは熱湯のお風呂で10分ほど
    →さらに効くようになった。しかし、強く握ってもロックしない。

  4)アルカリ材
  掃除用アルカリウオッシュで洗う。過炭酸ナトリウム。よく調べもせずに、有機物に効きそうな気がしたので。
    →また効かなくなったw

  5)火で炙る
  石鹸付けてスポンジでゴシゴシ洗い、さらに熱湯浴の後、台所のコンロの火で炙る。
  ローターはラジオペンチで持って回しながら。青い炎の先に触るくらいで炙る 冷却は自然冷却で
  パッドは針金で保持する形、炎の先端で数分程度。
  パッドの金属部分は酸化して色が変わった。パッド部はやや色黒になった程度。樹脂の焦げるような匂いも少しした。付着した油に火がついてボッと燃え上がったりはしなかった。空冷。
   →8割くらいの効きを取り戻した感触、ロックもするようになった。これなら使える!


  ネットでは火で炙る話が複数ヒットしていました。やはりこれしか方法が無いのかもしれない。

  今回のパッドはシマノG04Sメタルです。
  メタルシンタードレジンという事ですので、炙りすぎると、いや炙りすぎなくても通常起きない不具合が発生しないとも限りません。試す場合は皆様自己責任においてお楽しみください。

  これでしばらくは使ってみるつもりです。
 次にパッドを新品に交換する時は、もういちどローターも炙らなければならないのだろうか。


  ・さあ帰ろう
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   過去記事に続いて、油圧ディスクブレーキのメンテシリーズはこれにて一旦終了です。

   レバー部のオイル漏れは何故か収まったので様子見ながら使う事にしました。油面が下がっただけかもしれないけれどw 

   油圧式は性能は良いのは確か。でも今回の事で益々機械式の方が良いと思うようになったのであります。

 
     では又。





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長野県でMTBに乗っているtakが徒然なるままに書いています。

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